浅草の七福神やレジャースポットを巡ってみませんか
隅田川の近くにある浅草は行楽地として有名です。平成28年度はついに外国人観光客が年間観光客数全体の57.8%となり、いまや日本人よりも国際的に人気の観光地となりました。そんな中、浅草の付近にある神社仏閣は雷門とつながる浅草寺が一番の人気スポットとなっていますが、それ以外にも神社仏閣が集まっているのはご存知でしょうか。今回は、それら七福神を一挙にご紹介いたします。浅草寺だけではない浅草の魅力を知って、観光しにいらしてください。
●江戸情緒を残す浅草
隅田堤を歩く浅草と向島。隅田川を挟んだこのふたつの地域は、江戸でも指折りの行楽地でした。現在でも江戸時代から続く寺院や史跡が数多く残っており、江戸情緒を色濃く残している場所です。
台東区浅草の浅草寺は言わずと知れた関東随一の庶民信仰の中心地です。浅草寺最古の文献『浅草寺縁起』によると、浅草寺の起源は推古天皇の628年に遡るといわれています。この年の3月18日、檜前浜成・竹成という兄弟漁夫が隅田川の駒形あたりで御本尊・聖観世音菩薩像を川底から引きあげました。これを村長の土山中知が安置したのが浅草寺のはじまりとされています。
浅草寺には、弁財天、大黒天、薬師如来、地蔵菩薩、恵比寿様に御稲荷様と実に豊富な神仏が祀られています。「他の寺社に行かなくてもここに来れば用が足りる。」この寛容さゆえに浅草寺は、関東の庶民信仰の総本山的地位に位置します。もっとも、「神仏が多い」という表現は、なにも浅草寺に限ったことではありません。
●9つの寺院で七福神?
それらの寺社のひとつ、待乳山聖天を詳しくご紹介します。正式名称は待乳山本龍院。名称通り小高い山の上に建っています。「待乳山聖天縁起録」によると、浅草寺の御本尊の出現を世に示すため、595年9月20日、一夜にして山が地中から湧き出て、金龍が天空から舞い降りたといいます。待乳山聖天の御本尊は福徳や夫婦和合の御利益がある大型動喜天(十一面観音菩薩)です。境内のそこかしこに見られる二股大根と巾着は、御本尊の御利益を示す紋章なのだそう。二股大根は健康・良縁・夫婦和合を、巾着は商売繁盛と蓄財を意味しているそうです。この寺院は「浅草名所七福神」のひとつでもあるのです。現世利益に霊験あらたかとされる七柱の神仏のことを「七福神」といい、江戸時代から盛んに信仰され、やがて正月の七福神詣でとして定着。現在も日本の各地で正月行事のひとつとして行われています。
太平洋戦争の影響で中断していた浅草の七福神巡りは昭和五十二年に復活しました。七柱の神仏と祀っている寺社は以下の9つです。
○大黒天=浅草寺社
○恵比寿神=浅草神社
○里沙門天 - 待乳山聖天
○福禄寿=今戸神社
○布袋尊=不動院(橋場不動院)
○寿老神=石浜神社
○寿老人=鷲神社(おおとりじんじゃ)
○弁財天=吉原神社
○福禄寿=矢先稲荷神社
ご覧のように九寺社で七福神。正月に色紙などを持参して廻れば、御神号と御朱印を授かることもできる。なお、寿老人を祭る神社は、縁起物の熊手を売る西の市でも有名です。
●神社仏閣だけじゃない 浅草はレジャースポット
浅草は神仏がひしめく地域であるいっぽうで、歓楽に満ちた地域でもあります。浅草寺本堂の裏手は江戸時代から屈指のレジャースポットであり、現在も1853年に開業した遊園地「浅草花やしき」が営業を続けています。この老舗遊園地の近くの「六区」は1877年に誕生した都内屈指の繁華街であり、日本で最初にエレベーターを備え「十二階」の愛称で親しまれた凌雲閣(りょううんかく)を建てるなど、時代の最先端を行く歓楽街であり、往時の喧騒は現在にも受け継がれています。
・花やしき
日本最古の遊園地である花やしき。レトロすぎるアトラクションが盛りだくさんの花やしきは今や当時の雰囲気が残るフォトジェニックスポットとして新たな魅力を放っています。
カーニバルというアトラクションの側面にはピンクと白のボーダー柄になっていたり、浅草大迷宮 忍ノ砦というアトラクションの壁には青空が描かれたポップな背景があります。場所を言わないで撮影すれば話題になること間違いなしです。他にも、園内の庭師が手掛けた大きな靴の花壇が並んでいたりと写真スポットが満載です。
・六区通り
六区通りは100メートルもない小さな通りなんですが、浅草にゆかりのある有名人が多く名を残している通りなんです。街燈には渥美清さん、萩本欽一さんなど昭和の大スターから現在も活躍している芸人さんなどがパネルで表示されていてパネルの下にはその人の人となりや浅草との縁が書かれた解説もあります。
六区通りの中にフォトジェニックスポットとして新たに話題に上がっているのが「喫茶天国」です。天国の文字が焼き印で入れられたホットケーキやホットドックがとても可愛らしい上に古き良き喫茶店の雰囲気がとても残っているお店です。浅草観光の休憩場所としてぜひご利用ください。
●まとめ
いかがでしょうか。浅草の七福神と呼ばれる神社仏閣と浅草のレジャースポットをご紹介しました。いずれの場所も着物で散策できる、着物で立ち寄ってほしいスポットですので、ぜひ浅草に向かう際は足を延ばしてみてください。
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