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着物大事典
着物にはさまざまなルールがあり、季節感を大切にすることもその一つです。
本記事では、冬ならではの着物の選び方や防寒の仕方について解説しつつ、おすすめのコーディネート例も紹介します。冬の着物コーデにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
昔から季節感を大切にしている日本では、着物も季節ごとに生地や色・柄を変えて楽しみました。その習慣は今も変わりません。
そこで、まずは冬に最適な着物の種類や色・柄について解説していきます。
一口に着物といってもたくさんの種類がありますが、肌寒くなってきたら袷(あわせ)という裏地がついた二枚仕立ての着物を着ましょう。袷は10月頃から5月頃まで着ることができます。
また、冬本番の時期は、紬(つむぎ)や縮緬(ちりめん)の着物がおすすめです。
紬は、糸の段階で染色して布を織った織物で、素朴な温かみを感じられます。日本各地で作られていてさまざまな特徴がありますが、冬本番は結城紬や小千谷紬がおすすめです。どちらも寒い地域で織られた真綿紬で、空気を多く含むことから保温性に優れています。
縮緬は、表面に「シボ」と呼ばれる凹凸がある織物です。生地はやわらかく厚みがあるため、冬に最適といえます。
着物にはさまざまな色・柄があります。色や柄を上手に選んで、この時期ならではの着こなしを楽しみましょう。
おすすめの色合い
冬の着物で人気が高いのは、グレーや紫、黒といった落ち着きや深みを感じられるモノトーン系の色味です。また、草木が枯れ落ち景色から色がなくなる時期だからこそ、赤や緑
、温かみのあるピンクのような暖色系を選ぶのもよいでしょう。
おすすめの柄
着物の柄はとても種類が多くあります。ここでは、冬におすすめの代表的な柄を紹介します。
冬の着物コーディネートには防寒対策が欠かせません。着物は思いのほか寒いものです。着物の上に一枚羽織って、快適に過ごしましょう。
羽織には、外出用の道行コートやロングコートのように着られる和装コートがあります。また、ケープやポンチョなどの袖のないアウターであれば着物と合わせられます。マフラー、ストール、ティペットもおすすめです。
ほかにも、インナーで防寒対策をするといっそう快適になります。長襦袢の下に和装用の保温性下着を着ることです。和装用がなければ、洋服で着る温かい素材の肌着でもかまいません。その場合は、襟元から肌着が見えないよう、襟ぐりが大きく開いたものを選びましょう。手袋や冬用の暖かい足袋もあると安心です。
ここからは、冬におすすめの着物コーデをご紹介します。「冬の着物コーデがわからない」と感じている方は、ぜひ参考にしてください。
紫の着物に黒系の帯を合わせた甘すぎないコーデです。着物の袖や裾、帯揚げの華やかなレースが目を惹きます。小物は白で統一し、もこもこフワフワの素材で可愛さはもちろん、暖かさも抜群です。
やわらかいピンク色の着物でガーリーに仕上げています。温かい色味は春を待ち望む冬にぴったりです。帯は華やかながらも大人っぽい色・柄を選んで、全体のバランスを取っています。冬アイテムのバックとティペットが、コーデをさらに可愛くしてくれます。
ナチュラルなくすみカラーの着物を合わせたコーディネートです。羽織や小物を同系色でまとめ、黒色が一部用いられた帯で全体の印象を引き締めています。くすみカラーの着物と相性の良いかんざしで、より大人っぽさを演出したコーデになります。
浅草には、おすすめの観光スポットがたくさんあります。せっかくですから、着物で冬の浅草をぶらりと楽しんでみてはいかがでしょうか。
季節問わずにおすすめの観光スポットといえば、浅草寺です。仲見世通りで浅草グルメを楽しみつつ、浅草寺を参拝しましょう。浅草寺は「ご利益のデパート」と呼ばれるほどたくさんの神仏が祀られているので、きっとご利益があるはずです。
日本最古の遊園地「花やしき」もおすすめです。フォトスポットがたくさんあるので、せっかくの着物姿をたくさん写真に残せます。
また、スカイツリーなら東京の景色を一望できます。隅田川や下町の散策、ソラマチで下町グルメを堪能するのもおすすめです。
冬の着物コーディネートは難しく感じるかもしれませんが、着物の種類や色・柄のポイントを押さえれば、比較的自由に楽しむことができます。防寒対策をしつつ、冬ならではの着こなしをチャレンジしてみましょう。
VASARAでは、冬コーデにおすすめのアイテムを豊富に取りそろえています。女性はもちろん男性も気軽に冬の着物を楽しめるので、気になる方は、ぜひ各種プランをチェックしてみてください。
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