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着物大事典
その年の無病息災や平穏無事などを祈る初詣は、大切な年中行事の一つです。初詣の服装に決まりはありませんが、年の初めを新鮮な気持ちで迎えるなら、この機会に着物を着てみるのがおすすめです。
「着物に挑戦してみたいけれどなかなか機会がない」という方は特に、初詣で着物を着てみてはいかがでしょうか。
ただし、初詣を着物で楽しむなら、いくつか押さえるべきポイントがあります。今回は、初詣におすすめの着物や柄、着物を楽しむためのポイントを解説します。記事の最後では着物のレンタルサービスもご紹介しますので、ぜひ活用してください。
<着物レンタル VASARA>
現代の日本では、冠婚葬祭以外で着物を着る機会はそれほど多くありません。歌舞伎や落語などの観劇、日本舞踊や茶道などの稽古事などで、日常的に着物を着る方以外にとって、着物は着慣れない衣装だといえるでしょう。
着物は日本の伝統的な文化として海外に知られており、その美しさやデザインは多くの人を魅了しています。「着てみたいけれどなかなか挑戦できない」「着る機会がない」という方は、ぜひ初詣で着物を着てみてください。
神社や寺を訪れる初詣は、和の装いが合うだけでなく、おめでたい雰囲気も相まって着物を着るのにぴったりです。デートで初詣に行くなら、着物を着ればいつもと違った雰囲気を楽しめるでしょう。また、成人式や七五三などが控えているのなら、初詣は着物を着るリハーサルとしても良い機会だといえます。ぜひこの機会に着物を着てみましょう。
一口に着物といってもその種類はさまざまで、使用すべきシーンも異なります。ここでは、初詣におすすめの着物の種類を男女別に解説します。
女性が初詣に着物を着るなら、振袖や訪問着、小紋、紬がおすすめです。華やかなものが良いのか、落ち着いたものが良いのかなど、自分の好みと合わせて選びましょう。
振袖は10代、20代の若い方向けの着物です。袖の長いものから順に、大振袖・中振袖・小振袖に分けられており、袖が長いほど格式が高いとされています。美しく華やかな振袖は、初詣の景色にも花を添えてくれるでしょう。
訪問着は、振袖や留袖の次に格式が高いとされている着物です。華やかなものも多く、自分の好きな色や柄を選びやすいという特徴があります。振袖を着るのはためらわれるものの、初詣らしい特別感を出したい方におすすめです。
小紋・紬は、カジュアルさのある着物が良い方におすすめです。小紋は全体に細やかな文様が入っており、幅広いシーンで活躍します。紬の柄も小紋と似ていますが、染め方に大きな違いがあり、紬は先染め、小紋は後染めとなっています。
小紋や紬はおしゃれ着として親しまれており、柄や色が華やかで初詣にぴったりです。
男性にとっても、初詣は着物を着る良い機会です。初詣におすすめの男性の着物には、黒紋付羽織袴と色紋付羽織袴の2種類があります。
黒紋付は最上格の第一礼装で、結婚式などの改まったシーンで着用されます。また、色紋付は第一礼装または準礼装に位置づけられる着物で、お呼ばれの席にふさわしい装いです。羽織があることでよりフォーマルになるとともに、冬の寒さも和らげられます。
特に女性の着物には、さまざまな柄が採り入れられています。新年の始まりを祝う初詣に着ていくなら、おめでたい柄のものを選びましょう。おめでたいとされる着物の柄には、以下のようなものがあります。
柄 | 解説 |
鶴 | 長寿や夫婦円満の象徴として知られており、初詣でも定番の柄です。 |
宝づくし | 古くから縁起の良い柄として知られており、開運招福などの意味合いがあります。 |
松竹梅 | 長寿の象徴である松、子孫繁栄の象徴である竹、気高さを象徴する梅を組み合わせたおめでたい柄です。 |
扇 | 末広がりの形から縁起が良いとされています。 |
桜 | 豊かさや繁栄の象徴とされています。 |
牡丹 | 薬草として使われていたことから、不老長寿の象徴とされています。大ぶりで華やかな花であるため、富や美の象徴でもあります。 |
椿 | 不老長寿や厄除けの象徴とされています。 |
慣れない着物で出かけるからこそ、入念な準備が欠かせません。初詣を着物で満喫したいなら、以下の4つのポイントを押さえましょう。
着物は腰回りが厚く温かいといわれていますが、首もとや足もと、袖口は寒さ対策が必須です。特に、参拝客の多い神社などへ初詣に行く場合は、寒いなかで何時間も移動することもあるため、寒さ対策を万全にしておきましょう。
具体的には、袖周りに余裕のある和装のコートを着用して、首もとを温めましょう。落ち着いた色であればケープやポンチョも利用可能で、ショールやストール、マフラーを使うのもおすすめです。足もとには、和装用のストッキングや足袋カバーを着用しましょう。
お手洗いに何度も行くと、着物が着崩れたり汚れたりする可能性が高くなります。着物に慣れていないと着崩れを自分で直すのも難しいため、着付けまえにお手洗いを済ませておきましょう。
初詣は混雑するため、現場ではお手洗いに行けないと思っておくべきです。お手洗いにできる限り行かずに済むよう、スケジュールを立てておきましょう。
どうしてもお手洗いに行きたくなった場合は、広いスペースがある清潔なお手洗いを選びましょう。着物を一枚ずつ左右にめくり、しっかりと胸もとまでたくし上げて用を足します。終わったら着物を戻し、お手洗いにある鏡などで、裾や襟もとに問題がないかチェックします。
初詣で訪れる神社や寺は階段が多く、歩く距離も長くなりやすいため、着物に慣れていないと着崩れしてしまうかもしれません。着物での歩き方や階段の上り下りのコツを知っておくと着崩れしづらくなるため、意識して行動しましょう。
歩くときは大股で歩かず、小さな歩幅で動くのが基本です。階段を上る際は、裾を少し持ち上げて進みましょう。
着崩れするのが不安な場合は、着付けをプロに依頼するのがおすすめです。実績豊富な方であれば、体形に合わせて美しく着付けをしてくれます。着物で歩くのに自信がなければ、着物の裾を踏んでしまわないよう、裾を短めに着付けてもらうのも効果的です。
着物を持っていない場合は、購入やレンタルをしなければなりません。レンタルの場合、人気の柄は予約がすぐに埋まりがちなため、できる限り早めに予約しましょう。
また、自分で着付けができない場合は、美容室などに着付けを依頼する必要があります。正月はどの美容室も忙しいため、こちらも早めに予約しておくのがおすすめです。
レンタルサービスを行なっている店舗の一部では、着物のレンタルと併せて着付けやヘアセットにも対応しています。できる限り手軽に着物を楽しみたい方は、レンタルと着付け、ヘアセットを一度に済ませられるサービスを選択しましょう。
年に数回しか着ない着物を購入するのは抵抗がある、とお考えの方には、着物のレンタルサービスがおすすめです。ここでは、着物初心者にもおすすめの着物レンタルサービス「VASARA」を紹介します。
着物のレンタルサービスを利用すると、購入するよりもはるかに低価格で、好きな色・柄の着物を選べます。品ぞろえが豊富なサービスを選べば、自分の気に入る着物が見つかりやすいでしょう。また、着物だけでなく、足袋や巾着などの小物もレンタルできるところがほとんどです。
サービスによっては、着物のレンタルだけでなく、着付けやヘアセットも依頼できます。自分で準備する物がほとんどなく、予約した店舗にほとんど手ぶらで来店するだけのサービスであれば、着物を着るハードルも大きく下がるでしょう。
また、使用前後の着物のメンテナンスが不要なのも、着物をレンタルするメリットの一つです。着たあとは返却するだけのため、初詣を存分に楽しめるでしょう。
VASARAは、関東中心に東北、関西、九州と全国各地のエリアで関東や東北などのエリアで、着物・浴衣のレンタルサービスを展開しています。誰もがより手軽に美しく和装を楽しめるよう、豊富な着物・小物を取りそろえており、店内で本格的なヘアセットも可能です。
公式サイトやLINEから気軽に予約・変更・キャンセルができ、電子決済にも対応しています。着物初心者にもわかりやすいように着物プランを複数用意しており、各プランごとに価格が決まっているため、安心してご利用いただけます。
店舗で取り扱っている在庫の一部は、公式サイトで確認可能です。また、レンタルの流れやよくある質問なども公式サイトに掲載しています。LINEで着物に関する相談ができるサービス「着物コンシェルジュ」もありますので、ぜひお気軽にご利用ください。
服装のルールがそれほど厳しくない初詣は、着物を着る良い機会です。着物を着たことがない方も、ぜひこの機会に着物を着ておでかけしてみてはいかがでしょうか。
初詣で着物を着るなら、色や柄にもこだわるのがおすすめです。縁起の良いものを選んで、初詣の雰囲気を満喫しましょう。また、コートやマフラーなどの防寒グッズも忘れないようにしましょう。
着物をより気軽に着たいなら、着物レンタルサービス「VASARA」がおすすめです。数多くの着物や小物を取り扱っているVASARAなら、お気に入りの一着がきっと見つかります。お問い合わせは、電話やメール、公式LINEで受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
人気の高い色・柄の着物は、予約が集中してレンタルできなくなる場合があります。気になる一着があれば、お早めにお問い合わせください。
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